日程の決め方・お布施・服装・お供えを、時系列でまとめました
三回忌は、亡くなってから満2年に行う法要です。「三」という字から3年後と勘違いされやすいところですが、一周忌の翌年にあたります。
一周忌までは記憶も新しく手順を覚えているものの、三回忌になると「前回は何をどう決めたか」が曖昧になりがちです。しかも三回忌は、多くの地域で親族を招いて営む最後の大きな法要とされ、次の七回忌からは身内だけで簡素にするのが一般的です。そのぶん、準備の抜けが気になる回でもあります。
このページでは、日程を決めるところから当日までにやることを、順番どおりに並べました。
三回忌の命日は、亡くなった日から満2年後の同月同日です。年忌法要は「亡くなった年を1年目と数える」ため、二周忌ではなく三回忌と呼びます。2024年5月10日に亡くなった場合、三回忌は2026年5月10日です。
ただし、平日にあたることも多く、実際には命日より前の土日に繰り上げて営むのが通例です。命日を過ぎてから行うのは避けるのが一般的とされています。
日付の計算は下のツールで確認できます。命日を入れると初七日から五十回忌まで一覧で出て、平日の場合は直前の土日の候補も表示されます。
🙏 法事・年忌の日程を計算する(無料)登録不要・入力内容は端末内にのみ保存されます
親族を招く規模であれば、2か月前から動くと余裕を持てます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2〜3か月前 | 菩提寺に日程を相談して確定。会場と会食の場所を押さえる |
| 1〜2か月前 | 誰を招くかを決め、案内を出す。返信の期限は2週間前あたりに設定する |
| 3〜4週間前 | 引き出物を選ぶ。卒塔婆が必要なら本数を寺に伝える |
| 2週間前 | 出欠を締め切り、人数を確定。会食の予約人数と引き出物の数を確定する |
| 1週間前 | お布施を用意する。お供え・生花・位牌や遺影の準備、当日の席順を決める |
| 前日 | 持ち物をまとめる(お布施・数珠・遺影・供物・引き出物・現金) |
お布施は読経への対価ではなく寺へのお礼という位置づけのため、決まった金額はありません。寺に尋ねると「お気持ちで」と返ってくることも多い部分です。あくまで一般に言われている範囲としては、三回忌で1万円〜5万円程度が目安とされます。
これとは別に、次の2つを包むのが通例です。
| 名目 | 目安 | 渡す場面 |
|---|---|---|
| 御布施 | 1万〜5万円程度 | 読経へのお礼として |
| 御車代 | 5千〜1万円程度 | 僧侶に出向いてもらったとき(寺で営む場合は不要) |
| 御膳料 | 5千〜1万円程度 | 僧侶が会食を辞退したとき |
三回忌までは喪服が基本です。七回忌以降は地味な平服へ移行していくのが一般的とされます。
| 立場 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 施主・親族 | 黒のスーツに白シャツ、黒ネクタイ、黒靴下、黒い靴 | 黒のワンピースやアンサンブル。肌の露出を控え、ストッキングは黒 |
| 参列者 | 同上、または濃紺・濃いグレーの地味なスーツ | 同上、または黒・紺・グレーの地味な服装 |
子どもは制服があれば制服が正装になります。無い場合は白いシャツに黒・紺のズボンやスカートで足ります。
あとに残らない「消えもの」を選ぶのが基本です。線香・ろうそく・日持ちする菓子・果物・故人が好んだ飲み物などが定番です。
法要に来ていただいたお礼として、参列者にお渡しします。金額の目安は2千〜5千円程度、いただいたお供えの半分から3分の1が返礼の相場とされます。
満2年です。年忌法要は亡くなった年を1年目として数えるため、満2年の法要が「三回忌」になります。一周忌だけが例外的に満1年で、以降は数え方が変わる点に注意が必要です。
問題ありません。参列しやすい直前の土日に繰り上げるのが一般的です。命日より後にずらすのは避けるとされています。
差し支えありません。近年は身内のみで営む例が増えています。ただし招かなかった親族から後で指摘を受けることがあるため、事前に一言伝えておくと行き違いを防げます。
聞いて構いません。「皆さんはどのくらい包まれていますか」と尋ねる形にすると答えてもらいやすくなります。
気づいた時点で菩提寺に相談してください。日程を改めて営むことができます。回忌を飛ばしてしまった場合も同様です。
故人との関係と年代によって変わります。関係を選んで目安を出せるツールを用意しています(下の関連ツール)。
このページの内容は、一般的に広く行われている作法をまとめたものです。法要の作法・金額の慣習・卒塔婆の扱いなどは、 宗派や地域、寺との関係によって大きく異なります。実際の準備にあたっては、菩提寺やご家族・ご親族に確認してください。 記載の金額はいずれも目安であり、特定の金額を推奨するものではありません。